内視鏡検査の検査内容は?詳しくなって不安を払拭しよう!

医師

内視鏡検査は、30代や40代といった年代から受けることが多い検査です。
そのため、内視鏡検査を受ける年代になってからでないと、詳しいことを知る機会がないという方もいるのではないでしょうか。
ここでは、事前に内視鏡検査について詳しく知りたいという方に向けて、内視鏡検査の概要を簡単に解説していきます。

内視鏡検査はなぜ30代40代で受けるの?

内視鏡検査が必要になってくるのは、主に40代といわれます。
その理由は、その年代から胃がんや大腸がんなどのリスクが上がってくるためです。
沈黙の臓器といわれる肝臓ほどではないにしても、内臓の異変は気付きにくくなっています。
少し痛む程度であれば我慢してしまう方も珍しくありません。
そうなると、がんが進行してしまうおそれがあるため、40代頃から案内されることが多いでしょう。
30代でも、生活習慣によっては、がんのリスクを高めていることがあります。
そのため、内視鏡検査による詳細な検査が必要になることがあるのです。

内視鏡検査はどんな検査を行うのか?

内視鏡検査は、単純にいえば管を通して体内を観察する検査です。
喉や胃の検査であれば、鼻(経鼻)、口(経口)から管を通します。
大腸の検査であれば、肛門に管を通します。
細い管にはカメラやスコープといった器材が取り付けられており、通常であれば切開しないと見られない体内の様子を詳細に観察することが可能です。

内視鏡検査は苦しいという意見があるけれど?

内視鏡検査は、苦しく感じることがあるのは事実です。
ただ、現在では、技術が進歩しており、各クリニックで工夫も凝らされています。
例えば下記のように、変わってきています。

・以前と比べ、負担が少ない細めの管ができている
・鼻から挿入するタイプは、舌の奥にこすれにくいため、えづく感覚を覚えにくい
・よりえづきにくい、奥歯まで噛めるマウスピースがある
・鎮静剤のように、ほぼ意識がない状態で受けられるクリニックもある
・お腹を膨らませる際に、吸収されやすい炭酸ガスを使用できるクリニックもある
・大腸の内視鏡検査で億劫な、下剤を飲まないタイプのクリニックもある

以前と比べ、格段に受けやすい環境が整ってきています。
クリニック選びに気を付ければ、快適に内視鏡検査を受けられるでしょう。